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2010年8月19日木曜日

OS5.0 と BES5.0.x の組み合わせによる新機能(企業ユーザー向け)

 どうもです。
 BES 5.0.2 がリリースされており、本番環境でも利用する予定です。 BlackBerry は、サーバーと端末が連動して稼働するモデルなので、両方がバージョンアップすると使える機能が増えたりします。今日は、 BES 5.0.x と端末の OS 5.0 にて使える機能のうち、企業ユーザーに取って役に立つかもしれない機能の紹介です。
 地味にみえますが便利です。



1. グループウェア連携(メールとかPIMなど)
A. メール関係
 フラグに対応しました。メールの分類にフォルダを利用していますが、近日中に対応が必要な案件などは、 Notes 上ではフォルダに加えてフラグを立てて識別してます。以前まではフラグの機能が BlackBerry 上で使えず(表示も不可)困っていましたが、改善されます。
 また、これまでは端末からメールファイルの中のフォルダの編集(作成、リネーム、削除)が出来なかったのですが、これもサポートされるようになりました。

B. 会議招集の添付ファイル
 会議招集といっても、突き詰めればメールです。会議招集を出す方は、使用する資料などを添付して送ってくることが多いのですが、以前の環境では、会議招集につけられた添付ファイルを見ることが出来ませんでした。現状、端末上で会議招集を開くと、メールの添付ファイルのときのように、添付ファイルがあることがアイコンで確認でき、閲覧も可能になりました。

C. アドレス帳の配布
 Domino 上の Domino Directory は、以前から端末からサーバー参照という機能で検索が可能でしたが、端末上のアドレス帳(当然、 Notes の個人アドレス帳と同期)の使い勝手を比較すると、いまいちな感があります。よく使うアドレスは、個人のアドレス帳にコピーすれば良いだけですが、部署異動などがあった際、個人アドレス帳のデータは最新で無くなります。
 BES 5.0.x では、管理者がサーバー上に配布用のアドレス帳のデータベースを用意して、これを配布する設定を行うことが可能になっています。端末上ではこれまでと同様、アドレス帳アプリケーションのデータとして入ります(アイコンが分かれたりしません)。ただし、個々のデータは個人で管理するものなのか、管理者が配布設定をしたものなのか、判断できるようになっています。
 営業や開発など、部署ごとに配布用のデータベースを用意しても良いですし、人数が少ない組織ならば、 Domino Directory 上の全ユーザーのアドレス帳を配布しても良いと思います。

D. ODF サポート
 今はあまり使ってないですが、 Word や Excel などの MS Office に加え、今後は Open Document Format のファイルをやり取りする機会が増えると思います。
 BES と BB 端末の組み合わせでは、添付ファイルの閲覧時には、BES 上でファイルを取得、展開して、端末上で表示に必要な情報をレンダリングして渡すのが基本で、個人的には BB の最も優れた機能の1つだと考えています( BIS のメールの添付ファイルも同じ方式で閲覧できます)。
 他のスマートフォンの様に、ダウンロードして、端末のアプリ( Document to Go など )で閲覧、編集する方法も取れますが、セキュリティの観点ではダウンロード自体許可しない方がおすすめですし、リモートでの閲覧の方が素早くファイルの中身を確認できます。モバイル端末で編集なんてする必要ないと考えています。
 当然、 BES がサポートするファイルフォーマットしかリモートでの閲覧はできないことになりますが、 ODF もサポート対象になっています。


2. MDS Connection Service のファイルアクセス機能(ブラウザでのイントラアクセス)
 先に書いた通り、メールの添付ファイルに関してはリモート閲覧のが利用できます。これは Attachment Service という BES の中のサービスの1つで実現されています。メールを処理するサービスである Messaging Agent と呼ばれるサービスと、 Attachment Service が連携してこの処理を実現していることになります。
 一方、BlackBerry Browser にてイントラの Web などにアクセする際、 BES 上の MDS Connection Service というサービスが処置を担当することになるのですが、以前のバージョンでは、 Attachment Service と MDS Connection Service の連携がいまいちでした。具体的には、


  • ブラウザでイントラで公開されている PDF や PowerPoint のファイルへアクセスした際、 PDF は文字だけ、 PowerPoint に関しては最初の1ページ目だけの表示


などの状況でした。中身をフルに確認するには、端末にダウンドードして、端末のアプリで開く必要がありました。リモート閲覧まんせーの私にとっては、非常に嫌な状況でした。
 新しい環境では、 MDS Connection Service と Attachment Service の連携が強化され、メールの添付ファイルの閲覧と同じ機能が、ブラウザアクセスでも提供されるようになりました。
 Notes のデータベースに添付されているファイルもありますが、これはデータベースを Web で閲覧できるようにすることで、ブラウザでのアクセスにも対応できることになります。

 ちなみに、これと同様の機能強化は BIS でも行われているので、 OS 5.0 の BIS ユーザーも、 Web 上に公開されている各種ファイルの閲覧機能が強化されていることになります。
 ますますリモート閲覧まんせーですな。



3. 共有フォルダアクセス
 グループウェアを利用している企業でも、チームで共有する Office のファイルなどは、Web でアクセスされているものよりも、共有フォルダで管理されているものがあったりすると思います。共有フォルダ上に置かれているものは、Web でアクセスできないケースも多いと思います。
 新しい BES と BlackBerry 端末の組み合わせでは、共有フォルダへのアクセスもサポートされるようになり、非常に便利になりました。
 端末上では”ファイル”というアプリケーションが付属することになった。 BES 上にどこのフォルダにアクセスさせるか制御できるので、その設定を行えば、端末上でフォルダおよびファイルへのアクセスが可能になりました。
 共有フォルダ内のファイルは、リモート閲覧、ダウンロード、アップロードも可能です。あまりスピードは速くないですが、フォルダアクセスがどうしても必要な状況もあるので、実装されていると助かりますね。
 なお、共有フォルダに関しては、以前のバージョンの BES や端末に対しても、 Repli Go というサードパーティ製のミドルウェアを入れることで対応は可能でした。


 ActiveSync をベースにしたモバイル対応だと、メールや PIM はそこそこ(BES および BB に比べれば玩具レベルですが・・・)使えますが、それ以外は結局 VPN やサーバー、端末上の個々のアプリまかせという状況になります。
 この点、 BB ではプラットフォームとして多くの機能を提供できることになります。やっぱり BlackBerry は企業利用で、本来のパフォーマンスを引き出しやすいです。

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